2009年12月05日

沈まぬ太陽

山崎豊子氏のベストセラー「沈まぬ太陽」

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JALを舞台に、政官民の癒着構造を暴いた力作として相当な物議を呼んだと言うのに良く知らなかった。上映時間が長いし観るには勇気が要った。

作者は巻末のあとがきで『事実を取材して小説的に再構築した人間ドラマであるが、ニュース、ドキュメント、公文書、内部資料などを駆使し、それが小説の重要な核心部分にもなっている』と書いているため、単に「事実を元にしたフィクション」なんて言えない。

ネットで検索してみると主人公のモデル:小倉貫太郎なる人物が美化過ぎていること、小説が事実とかけ離れている点も多いらしいことが気になったけど、この映画は大変なハードルを乗り越えて制作した力作でもあり、虚実も含めて観ておこうと思いました。

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大丸セントラルで共通券を千円で売ってくれた。

・3時間30分の長丁場を寝ないで完走!時間の長さは感じなかった。

・映画は映画として楽しんだ。主人公の引き立て役としての、元は組合活動の道志だった三浦友和のダーティーぶりがおもしろい。

・飛行機の離陸がDGが興ざめだったけどね。

・JALの債権問題もあり「なるほど・・・これだから今の姿なんだ」と単純に同調はしないけど、当時4つから現在は組合が7つに増えたし、問題は先送りのままだったのか?とは思った。

・感動した人も多い夫婦の絆・家族の絆はよくわからない、私は主人公に共感できなかったから。主人公は正真正銘のアカだ。

・85年の墜落事故は吉岡忍著の「墜落の夏」が衝撃だったので思いだした。

・登場人物が多いのでキャストも豪華で、最後のエンドロールを見て「えっ?どこに出ていたのか・・・」と思う人も多かった。「烏丸せつこ」にはびっくりしたなぁ。
(続きはありません)
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2009年11月24日

ゼロの焦点

松本清張生誕100年 至高のミステリーが映画化!

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このポスターに惹かれて観たようなものです。今は私「紫の人」だけど赤は元祖“ちぃさまカラー”なんです。それにしても流石の美しさと迫力だ。
舞台が行ったばかりの金沢って言うのにも惹かれた、昭和32年の金沢なら城下町そのものだっただろうな・・・

結婚式から7日後。仕事の引き継ぎのため以前の勤務地である金沢に戻った夫(西島秀俊)はそのまま帰ってこなかった。お見合い結婚ゆえ夫の過去をほとんど知らない。夫の足跡をたどって金沢に旅立った禎子(広末涼子は、憲一が親しかったという室田耐火煉瓦の社長室田を訪ねた。そこで禎子は社長夫人の室田佐知子(中谷美紀)と受付嬢(木村多江)二人の女に出会った・・・。関係者が殺害され夫の過去と謎が明らかになり・・・衝撃の真相。

こんなストーリーなのだけど、途中1時間くらい寝てしまいました。映画は時々観に行くけどブログにあまり書かないのは寝てしまうからなんです。最近の前歴では『火天の城』西田敏行主演の安土城築城の物語も爆睡で、椎名きっ平扮する織田信長のコスプレ衣装のみ印象的だった。

私は広末涼子の作品を観たのは初めて、発声やセリフ回しの稚拙さが気になったけどキレイだ、ずっと思っていたけど鼻がカッコいい。中谷美紀はNHK『白洲次郎』の白洲正子役でも凄みを感じたけど貫録漂う感じ。木村多江の素顔が可愛かった。ホントはドロドロしていたんだけど寝ないでもっと見たかった。

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映画を補てんするつもりで買って読んだ。この映画に限らず原作と映画は別物だけど、描き方が足りないところをしっかりおさらいしたり、逆に映画のリアルで存在感があるなぁとか思ったり、久々に松本清張ものを堪能。冒頭、お見合いで交際期間もなく結婚して、ぎこちなさの中から感情の慣れ合いが少し生まれてくる感じの描き方が良かった。

けれど、映画も原作も別に見なくても良かったなと言う感じがする。決してつまらないわけではないけど、清張作品の中ではそんなに傑作とは思えないし(たいした読んでるわけではないが・・・)

P.S
『THIS IS IT』2回目も感動した。シネマフロンティアで一番大きい5番スクリーン541席は一番前まで満員。慢性寝不足の平日、しかも映画の前に八雲の晩酌セットで「ビール」と「焼酎のそば湯割り」を飲んだので、絶対寝ると思ったけど寝なかった!終わったあとには拍手も起こり、観客はエンドロールが流れて明るくなるまで誰一人席を立たなかった。なのに映画の途中で席をはずした客が一名だけいた。何を隠そう“ちぃさま”だ。大量のそば湯摂取で自然現象には勝てず・・・(^^ゞ

でも一回観ているから「今なら大丈夫、ビリービーンには間に合う」と余裕(^v^)。「ビリージーン」は唯一バックダンサーもミュージシャンも映らずマイケルだけの映像で圧巻だ。腰のキレと本気具合は7割程度って感じだけど、「股間に手」のポーズがない「ビリージーン」は「ビリージーン」に非ず、あの「股間に手ポーズ」は永遠だ。フアンの夢を再現することを何よりも大切にしてくれたマイケル ありがとうL-O-V-E
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2009年11月03日

THIS IS IT

6月に急死したマイケル・ジャクソンさん。幻のロンドン公演、死の直前まで行われたリハーサルの模様を収めた映画は封切以来話題騒然の様子。

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度重なる整形とその崩壊により人間離れしていく顔・・・醜聞にまみれた晩年・・・でも最後だから見ておいた方がいいかな?多分満員の観客の中にも同じような人もいたのでは?

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ところがです!ステージにマイケルが現れ『WANNA BE STARTIN' SOMETHIN'』うなるようなベースのイントロが始まった瞬間、声を上げそうになった。体中の血液が一気に沸点に達したような興奮。瞬時にMJ(マイケル・ジャクソン)は見る者すべてを惹きこむ。過去のスターだと思っていたけど現役バリバリだった!

本番さながらのステージセット、オーディションで抜擢されたダンサーやシンガーやスタッフの、MJと一緒に仕事ができる昂揚感と緊張感、そして畏敬の念が伝わる。音の高さ・長さ・余韻にまで細かく指示を出していくMJ。妥協を許さないプロフェッショナルな完全主義はステージにかける情熱とフアンへの愛の証でしょう。

「ビリージーン」お決まりの股間に手のポーズも神々しく見えた。私が一番感動したのは歌声です。MJが歌えばすべてCD通りの歌なんです。飛ばしたり途中で止めたりもしているから生歌なのでしょう。

歌唱力なんて言うのも間抜けな気がするけど、一番大切なのは歌だ。踊りの前にシンガーとして超越している。どんな大歌手も往年時よりキーを下げたり変たり、ライブではアレンジ変えるアーティストも多いのに、いつでもどこでも、我々が慣れ親しんだ歌声・リズム・テンポで歌っている。こんな歌手は見たことがない。

『観客が抱いているイメージ通りに再現した上で、ライブならでのパフォーマンスを見せるんだ』
『フアンが求めているのは日常を忘れる体験だ』

自分で書いていて涙が出そうなMJの言葉。スクリーンに映るのは表の顔であり、光の部分。それでいい、影の部分は詮索してはいけない、スターは夢を売るのが仕事だ。MJは最後に“キング・オブ・ポップ”としてその雄姿を永遠にフアンに刻みつけた。

音楽界での偉業には敬意を表する。もし、この映像で往年の半分しか声出ていなかったら誰もこんなには感動しないだろうな・・・やっぱり歌だ!と言うことで初めてMJのCDを買った。

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『THIS IS IT』のサントラではなく、2005年発売の2枚組ベスト『The Essential』ジャクソン5時代の曲はともかく、『スリラー』の前の名作『オフ・ザ・ウォール』からの曲が数曲あるのでこれにした。今もパソコンで聴きながら書いている。

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これは同僚の携帯電話。手作りストラップに注目!ビーズで作ったマイケルの手袋。彼女は突然、マイコーの死後フアンになり皆を驚かせた。ムフフ・・・ならば私は秘蔵生写真で対抗しちゃいます。

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『スリラー』を踊る“ちぃさま”
スリラーと言わないとわかってもらえないが悲しかった。どう見てもカマキリダンスかしら?この頃の“ちぃさま”今よりほっそりとしていました。いくつだったのかしらね?
【後日談】ブログを見た友人達からは「“ちぃさま”全然変わってないね〜」と、驚きの声が多数寄せられてます。

朗報!『THIS IS IT』11月27日まで上演延長が決まったらしい、もう一回行こう!

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2009年10月13日

私の中のあなた

キャメロン・ディアス主演の「私の中のあなた」涙なくして見られないな感動作と大評判みたいなので観にいきました。
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白血病の姉のドナーとなるべく遺伝子操作で生まれた妹が,苦痛を伴う医療措置を拒み両親を訴える!驚きの真実というのが「まさかそんな単純な話ではないだろうな」と思っていたまさかの内容で拍子抜けしたけど、きっちり泣きました(ちょっと人と泣きどころが違うかも知れないけど・・・)

つらい治療に耐えて病気と闘っている人に「頑張って」と言うのは、元気づけるためでも酷だなと思う。そして母親は死にゆく我が子をあきらめることを許されず、気丈にふるまうことを求められ、母親が子供に涙を見せる時は死を受け入れることなのだと感じた。

だから最後ディアスが泣くシーンは象徴的だった。誰もなりたくて病気になるわけではないけど病気は残酷、家族を変えてしまう。

夫婦愛・親子愛・兄弟愛・異性愛。様々な愛があふれた映画を見て自分の境遇を考えると、この三連休のテーマである「中高年の自覚」ということに思いを巡らしてしまう。気が若いことはいいことで、好奇心を持ち続けることは大切である。

しかし、自分の状況が昔とは変わってしまったこと、受け入れたくないことも受け入れなくてはならないこと。従来の考えで正しいけど、それだけでない事もあること。決して自分を卑下して中高年と言っているわけでなく、自分に必要な「分別」と「思い切り」を考えた時にキーワードとなるのは、やはり「中高年」なのである。今まで気付かなかったのか?と言われれば恥ずかしいがその通りだ。

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2009年07月11日

愛を読むひと

愛をよむひと」
タイタニックから10年経ったのですね、33歳のケイト・ウィンスレットが主演。
本作で本年度アカデミー賞最優秀主演女優賞受賞。
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『 
ベストセラー小説「朗読者」を映画化。1958年、大戦後のドイツで、
15歳のマイケルは、21歳年上の女性・ハンナと激しい恋に落ちた。
マイケルによる本の朗読・・・、いつしかこれが二人の愛の儀式となるが、
ハンナは突然姿を消してしまう


影のあるミステリアスな役を、36歳〜66最まで好演していました。
華やかなでもハッピーでもなく、ちょっと悲劇的な話でしたが。

本繋がりで以前観た映画を思い出しました。
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「いつか読書する日」2004年作 大人のための純愛映画。
田中裕子・岸部一徳・二科亜希子・・・後世に残る秀作。こちらも悲しい結末。
何より感心したのが、田中裕子が年をとったことの美しさです。
女優さんて表面上は化け物的に年取らない人多いけど、田中裕子をみて、
人生経験を積んで年を重ねて、その年輪は、声・たたずまいだけでなく、
当然顔にも刻まれるわけで、その顔が本当に素敵でした。

昔、田中裕子はかなり売れていた女優だったのだけど、
沢田研二との不倫・略奪愛で二人とも干されてしまった感がありました。
最近還暦ライブで話題になったジュリーは、原型留めない体型になったけど、
素晴らしい歌声はまったく衰えていない、エラく感動した。
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2009年03月23日

マンマ・ミーア

ABBA(アバ)のヒット曲で綴られ、世界中で大ヒットした、
ブロードウェイ・ミュージカル『マンマ・ミーア』の映画版。

             
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『結婚前夜。父親を知らずに育った花嫁のソフィ(アマンダ・セイフライド)は
母ドナ(メリル・ストリープ)に内緒で彼女の日記を読み、父親である可能性が
ある3人の男性に招待状を出す。
当日やってきたサム(ピアース・ブロスナン)、ハリー(コリン・ファース)、
ビル(ステラン・スカルスガルド)それぞれが自分が父親だと主張してソフィを悩ませ、
昔の恋人に思いがけなく再会したドナも、それぞれとの過去が蘇り取り乱してしまう』


とにかく懐かしいアバの曲が全編を彩っていて文句なしに楽しい。
メリル・ストリーブのはじけっぷりが気持ちよい。今年60歳になるとはびっくり!
とても身軽に踊って歌っている、歌唱力が半端でない!!
10代の頃はオペラ歌手を目指していたとのこと、ノリノリでとても楽しそうだった。

とにかくホテル中、島中踊る踊る、ノー天気ぽいところは「踊るマラジャ」みたい。
アマンダ・セイフライドが、若さのみが持つ生の輝きと美しさに溢れていて魅力的。
ギリシャのスオラデス諸島でのロケ、美しい島と海の青さが素晴らしい〜。

単純な私はハッピーエンドにも感動しちゃって涙でした。
多分、二十歳の娘がいてもおかしくない年頃の私は「人生後半の幸せ」なんてことを、
自分の姿と重ねて観ていたのかも知れないなぁ〜。

ABBAの歌詞ってこんな意味だったんだ〜ベスト盤CDも買わなくちゃ!
“ちぃさま”もっと踊らなくっちゃ!腰を振らなくっちゃ!60歳になってもバリバリ
踊れる身体じゃないと!すっかり停滞しているフィットネスのお稽古・・・
汗もかかないヨガスクールじゃダメだなぁ・・・緊急に再考を要します。
本当に観て良かった♪楽しかったし感動したし、刺激的だったわ(笑)

【補足】皆同じこと考えるんですね(笑)
玉光堂にCD買いに行ったら、ABBAゴールデンベストは売り上げNO.1で品切れ!
代わりにサザンオールスターズの昔のCD3枚買いました。
一番好きだった時期のです。後日にアップがあることでしょう〜。

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2008年09月05日

SATC

話題の映画【セックス・アンド・ザ・シティ】を観てきました。
          
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鹿児島の篤姫館にはオープンした週に行った、流行の先を行く“ちぃさま”は、
逆に流行っているものに飛びつくのがキライという、相当のあまのじゃく。
このSATCのテレビドラマシリーズもDVDも一度も観たことがありません。
「アリーマイラブ」を2年前に、中古DVD買って初めて見たくらいなんですから・・・

何の予備知識もなく見たので、主人公達が結構な年増ぶりでびっくり。
ミランダの口元はちょっと梅干状態でしたもの、スクリーンに加齢は苛酷です。
そんな感じで、想像していたよりずっとマジメなテーマと内容でした。
加齢も含めて結構身につまされるところもありましたわ。
ファッションは前評判どうり華麗でした。

まぁ展開は誰にでも想像できたことなんでしょうけど、
爆睡宣言にもかかわらず、しっかり見入ってしまいました。
普通に真面目におもいろい映画です、アラ4、オバ4にお奨めですね。

さて登場人物で“ちぃさま”に近いキャラクターは・・・
サマンサの飼ってるワンコちゃんかしら?サマンサ好きだなぁ〜
往年の肉食ぶりはきっと凄かったんだろうな(笑)

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2008年05月19日

ネクスト ニコラス・ケイジ

意外かもしれませんが、“ちぃさま”はニコラス・ケイジのフアンなんです。
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たった2分だけの予知能力を持つ男VS核爆弾テロ

どうも見かけ倒しのようです(笑)
ストーリーは書きません、23日で終わってしまうし、世間の評価はその程度。
テロ犯人さんも、FBIさんも、もっとしっかりしてよ!って感じでしょうか?

なんで好きなんだろう?と思いながらやっぱり素敵だわ〜なので内容は二の次。
ニコちゃん、今回はふわっとカールをきかせ空気を入れたヘアスタイルでしたが、
彼の魅力はセクシーな生え際です、目もキレイで吸い込まれそうだわ。

以前yomiuriーnetの投稿で「私だけの隠れセクシー男性」みたいなテーマで、
プーチン大統領、石破防衛大臣・・・と並んでニコちゃんの名前が出てびっくり!
“隠れ”じゃなくて、“王道”ハリウッドセクシー俳優の代表でしょう〜?
なんでも一般的にはニコちゃんって「どう見てもモト冬樹」だとか・・・ふ〜ん(笑)

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2008年05月07日

アイム ノット ゼア

やっぱりそそかっしぃ“ちぃさま”、またもや上映スケジュール間違えました。
観たかったのは【うた魂】合唱部の青春物語、予告編も観たし、
ツッパリ男子の「15の夜」が聴きどころだと楽しみに・・・でも時間が変わっていた!

仕方ない、なんでもいいから時間に合うもの探して【アイム・ノット・ゼア】
生きる伝説:ボブ・ディランの人生を映画化した作品なんだとか・・・
尾崎豊(15の夜)→ボブ・ディランに変更です。
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ひとりの人物を6人の俳優に演じ分けさせ、
複数のキャラクターを構成させた手法が絶妙


年代別に6人でなく、6人の人格でボブ・ディラン一人です。
天才詩人にして、プロテストソングを歌う伝道師、
フォークを捨てた反逆のロックスター。しかも6人共微妙な偽名で、
オムニバスでもなく6人があっちこっちで入れ替わりです。
始まりも終わりもない・・一人の人生に6人の俳優!この妙に尽きる映画かな。

ボブ・ディランって名前しか知らなかった。
初めて知ったのはガロの名曲【学生街の喫茶店】

♪きぃみとよくこの店に来たものさぁ〜わぁけもなくお茶を飲み話したね。
学生で賑やかなこっの〜店のぉ片隅で聴いていたボッブーディラン♪

映画では全編に流れるディランの曲がカッコイイ。
どこかで聴いたような気がするけど、多分ないかも知れない。聴いたことはなくても、
彼の影響を多大に受けたアーティスト達によって、間接的に影響を受けたのかも。

思い出した!私が10代に崇拝していた佐野元春は、正にディランの申し子だった。
だから佐野元春の歌とボブ・ディランの歌が似ている訳では全くないけど、
1981年!今まで聴いたことも感じたこともなかった、歌の中の風景というか匂い、
衝撃的な元春体験のルーツのひとつか・・・とそんな感じで観たわけです。

さて映画は、どのディランさんも終始タバコを吸いぱなしで、
これじゃ何を食べてもタバコ味だろうな〜口がすっぱくなりそうでした。
一番「我はディランなり・・・」て感じでハマリ役だったのが実は女優!
なんと前回見損なった【エリザベスゴールデンエージ】のケイト・ブランシェット!

後でチラシみてびっくり!これがとりとめのない話のオチのつもり。
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2008年03月02日

明日への遺言

「エリザベス・ゴールデンエイジ」を観ようとサッポロファクトリーまで
行ったのだけど、昼間は上映なしでがっかり(泣)

せっかく映画観に来たんだから、飲み会が始まる6時迄に終わるものは・・と探す。
え〜戦犯法廷の映画しかないの〜!?
しかしこれは最近訃報が流れた城山三郎氏の代表作。
「落日燃ゆ」を読み返したところなので、今のタイミングなら観てもいいかも・・・と。

※「落日燃ゆ」は東京裁判でA級戦犯の死刑者の中で唯一の文官:広田弘毅元首相を描いた城山三郎の作品。

というわけで藤田まこと主演の「明日への遺言」を観ました。

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観てよかったぁ〜

ストーリーは終戦間際の昭和20年6月。
名古屋大空襲を行ったB29からパラシュートで降下した米国搭乗員38目を、
正式な軍事裁判を経ず略式裁判で処刑した罪で、
司令官:岡田資中将が部下19人と共に戦犯法廷にかけられた。実際の話だ。

戦犯と言えば、東京裁判のA級戦犯ばかりが取り上げれるけど、
日本各地の裁判で、B戦・C級合わせてなんと908人が処刑されたのである。
その沢山の戦犯裁判の中でこの裁判が際立っているのは、
以下の岡田中将がのぶれない姿勢。

@【名古屋の空襲は無差別爆撃であり、国際法上違法な戦争犯罪であり、
 米国搭乗員を処刑することは当然の処罰である】という論理で勇敢と
 立ち向かったこと。

A搭乗員処刑のすべての責任は司令官である自分にあり、訴追された部下は
 自分の命令に従っただけである、との姿勢を貫いたこと。

【言うべきことは主張し、部下を救う、責任は自分一人が負う】

戦勝国に対して哀れみを請うわけでもなく、誰かに罪をなすりつけるわけでもなく、
最初から「自分の弁護は考えないで貰いたい」と捨て身の姿勢には、
弁護団だけでなく、検察側・判事側も敬意を表していた。
だからこそ例外的に、岡田中将には戦勝国の無差別攻撃を非難する主張の場が
与えられたのである。

観ていてとてもわかりやすい。とにかく藤田まことが素晴らしい。
結審の時、死刑の判決なのに彼は間違いなく裁判に勝利した!
そのあたりで涙が止まらず・・・でした。
回想シーンなし、舞台は法廷と囚房のみ。ほとんどが法廷でのやり取り。
岡田中将のセリフは裁判記録をそのまま使ったというのだから凄い!
スクリーンの中で藤田まことを通して、観客はそこに中将を観ていた。

指揮官=現場の最高責任者としての決断・リーダーシップ・責任、
他者への尊厳、誇り・・・
戦略戦争か自衛戦争かというような歴史感は関係ない。
素晴らしい映画です。是非多くの人に観てほしい。
封切り日、土曜日、映画の日なのに自由席でした。
動員が見込めないのは勿体無い。

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2007年12月25日

ALWAYS続3丁目の夕日

「ALWAUS続3丁目の夕日」 一作目が感動の嵐だったので行きました。

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涙に備えてハンカチを握り締め準備万端だったのに、なんと途中爆睡!
気がついた時には「そういう事情なら芥川賞はあなたに決めましょう」って何?

今回何故かすごい現実的に観てしまって、淳之介のブルジョア父親に妙に共感。

【子供に一番大切なのは教育】【低俗な詐欺に引っかかるのは低俗な人間だ】

その通りだ!この父親、最後は何故淳之介を連れていくのを諦めて、
黙って去ってしまったのか・・・。

主人公茶川(吉岡秀隆)の芥川賞候補作の「踊り子」は未練たらしいラブレターだし、
爆睡していた間にいろいろなエピソードが出てきたようだけど、
批評では詰め込み過ぎ?とも言われているから、寝ていたシーンを観るために
また行く予定はない。

悪くはないけど一作目が良すぎた。
どうしても最初のインパクト&感動が強いから仕方ないのか?
こんな冷めた観方をしてしまう自分が残念であります。

勿論ラストシーンのヒロミ(小雪)が戻ってきて3人で・・・には涙しました。
ここぞ泣かせどころで作った感がありありでしたが、そのために行ったのですし、
周りのすすり泣きにもついて行きたかったので(笑)

技術を駆使した30年代の東京の街の再現は素晴らしい。3丁目の人々や
手動脱水の洗濯機等々の生活感には、タイプトリップの満足感が味わえます。

淳之介役の少年の成長ぶりには驚いた。実際は中学生!ちょっと違和感あったな。
その点、鈴木オート(堤真一)の息子一平の子供らしさには随分ホッとし、
和ませてもらいました。

最後の東京タワーのシーンが良くてほのぼのした映画だなとの気持ちにはなるし、
エンディングの音楽と画像がとても良かったです。
堤真一のススキオートはぶっちぎりです。
彼んぼフアンなら、意外なコミカルぶりにますますフアンになっただろうな(笑)

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2007年02月25日

フラガールをシアターキノで観る

映画賞受賞記念再上映中の「フラガール」に涙ボロボロ感動。

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1960年代、衰退する炭鉱から、レジャー産業への転換を図り、“炭鉱人の炭鉱人による炭鉱人のための”ハワイアンセンター。だからダンサーも炭鉱娘でなければならない。

“山のハワイ化”や“裸踊り”への抵抗に負けず、山のため・家族のため、自分の夢のため、猛特訓して、華麗なフラガールへ。オープン初日のステージの、ファイナルは圧巻!

東京から来たダンス教師の松雪泰子は、見事な“ビッチ”ぶりから、
厳しくも愛情あふれるダンス教師へ。60年代ファッションやヘアは、
昔の加賀まり子みたい。ダンスシーンのオーラの凄さ、カッコいい〜。
悲しい別れ・絆・・・知って良かった!観れて良かった!

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パンフレット(ハードカバーの本仕立てになって可愛い)買っちゃった。
 
追記:フィナーレの感動を味わいたくて、4月も観に行きました。
おさらいしたのでより深く味わい、きっちり同じ場面で泣きました。
きっと何度見ても泣いてしまうでしょう。前回は“まどか先生”のカッコよさに
魅了され、今回は蒼井優ちゃん凄いなぁ〜と。

フィナーレはハワイアンセンターでの圧巻のダンスショー。
熱気で館内の温度も上がったような気がして、思わずブラボーと叫びたくなる。

続きはありません
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