2016年05月30日

旧前田本邸


沢山ある歴史的建造物、洋館の中でもひときわワタクシの思い入れが強い。加賀百万石当主:旧前田侯爵邸。前田家の長女の酒井美意子先生の自伝的著書【ある華族の昭和史】に心酔たことは何度も書きました。前回工事中だった和館を見たくて行きました。

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​正門。東大駒場キャンパスと閑静な住宅地に囲まれた環境のよいところです。建物含む4万平米の敷地を、駒場公園として目黒区で管理されています。目黒区立公園の中で二番目の面積だとか。

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​門を一歩入ると森の匂いがします。鳥や虫の声が響きます。

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イギリスのチューダー様式(イギリス後期のゴシック様式を簡略化したもの)を取り入れたのは、侯爵がロンドンに武官として駐在していた影響かな?と推察します。

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​格式の高さが漂います。北大博物館ではありません。

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​大食堂。世界の要人を招いて繰り広げられた煌びやかな晩餐会を、想像力を駆使して一人バーチャル再現するワタクシ…

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​娘時代の美意子先生は、オペラごっこを楽しんだりしていました。

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​二階はこんな感じで家族の部屋が並びます。
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​家族用の食堂は一階にあるものの、いわゆる居間はありません。朝食は各自部屋でいただくのです。一番広い夫人室が居間の役割も果たしていたようです。あ〜あ、本に書かれているあの事は、ここで美意子先生がマミ(旧姫路藩出から輿入れした母親)におねだりしていたのね。

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​子供部屋の中では格段に広い、美意子先生の部屋。もう少し待てばガイドさんによる館内案内があったのですが、きっとワタクシの方が詳しいでしょうから。

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​裏側からバルコニーを。二階の家族の部屋も外はバルコニーで繋がっています。

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​左右に二つ羽を広げたライオン?

緑の最盛期だと木が建物の邪魔になるので、行くなら冬かなと思っていましたが、なんと!洋館は7月から2年ほど改装工事で閉館するのでしばらく見れません。

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​隣接する和館。

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​お雛祭りには灯籠を灯して幻想的な様子を想像してみました。重厚な床の間、欄間の透かし彫り。係の方が教えてくれた殿様(侯爵)の座る位置からの庭の眺めにうっとりしておりました。

洋館・和館共に、米軍接収・公共機関使用を経て、建物が保存されていることは本当にありがたいことです。
posted by ちぃさま at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅&城(関東) | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これは、どこにあるのですか?入り口、北大博物館と似ていますね
Posted by miho at 2016年05月30日 21:22


>mihoさん

設計には役人も関わっていますからね。場所は渋谷から井の頭線で二つ目の 【駒場東大前】西口から徒歩で。東大キャンパスと閑静な住宅街に囲まれています。
Posted by ちぃさま at 2016年05月31日 08:32
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