2015年05月25日

東京都庭園美術館

​白金台  アールデコの館   旧朝香宮邸

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​旧 朝香宮邸として昭和8年竣工。1984年(昭和59年)からは東京都庭園美術館として公開。アール・デコとはアール・ヌーヴォー以降のフランスのデザイナーの造形に見られた共通の形を言う。

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​ずっと気になっていました。
しばらく改修中でしたが、やっと見ることができます。歩いてもなかなか建物は現れません。

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​お〜!正面外観  外観はシンプルですね。

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​広大な庭園は整備中です。建物南全景も品良くまとめられていますが、中の豪華絢爛ゴテゴテさは半端なく・・・邸宅と言うより宮殿です。

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戦後は皇族=天皇家ですが、その前は天皇家とは別に皇族が存在していたのです。明治時代に大日本帝国憲法の皇室典範によって皇族が増殖し、朝香宮は竹田宮と並んで最後のほうに分家して、おそらく明治天皇の内親王の嫁ぎ先としてできた皇族です。そもそも皇族とは?宮様が税金を湯水のように遣ってフランス外遊し、大正14年パリのアール・デコ博覧会を見学し、豪華な邸宅を建設した経緯は上の二冊 【アール・デコの館】 【皇族】の本に詳しいです。

『天皇家や華族層そうとくらべても、たいそう歴史や時流の制約から自由な存在であった宮家、不思議な身の軽さを楽しんでいた』絶妙な表現ですね。

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​【アール・デコの館】は建築撮影のスペシャリスト 増田彰久氏による見事なカラー写真がたくさん、当時の宮家の運営体制なども書かれていて面白い。本を片手に一人フムフム言いながら館内を見学しました。一階は公的な迎賓館的接客スペースが中心。息を飲むような豪華さでした。なんたって昭和30年〜49年まで【白金迎賓館】として政府で使用していたのです。その後は一般の結婚式やパーティーにも使われるようになり、写真が撮られたのは1980年(昭和55)前後かと思われます。


この本がいかに貴重なものかを思い知らされたのは2階を見学した時です。写真の左下は妃殿下寝室ですが、現在は壁は真っ白・床は寄木細工の跡形もなくカーペット。右下の写真の浴室・化粧室は取り壊されて無くなっていました。劣化が激しかったか展示室としての利便優先かどうかはわかりませんけどショックでした。

それはそれとして時代が生んだ貴重な文化遺産と言えましょう。【マスク展示】開催中で入場料1200円でした。展示はおまけみたいなものです。



posted by ちぃさま at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅&城(関東) | 更新情報をチェックする
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