2014年04月05日

第2図書係補佐

相変わらずお笑い番組は見ない“ちぃさま”…何故か又吉直樹はNHKでたまたま2回見て知っていた。最初はEテレ【オイコノミヤ】で経済学で語る婚活なんてテーマで実に面白かった。2回目は【ファミリーヒストリー】又吉のおじいさんは戦前沖縄からアメリカに渡って現地の女性と結婚した珍しい経歴の持ち主だった。もっともそのおじいさんは子を成さずに離婚して日本に戻ったので・・・

その時は又吉が読書芸人として確固たる地位を築き、いや既にプロの物書きだということは知らなかった。

 
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ジュンク堂でこの本の表紙が目に入り、知っている顔だから手に取りパラパラめくって、これはキチンと読もうと思ってベンチに移動。書評エッセイと言うより又吉の私小説的短編集で実に文章が上手い! 【冬幻社よしもと文庫 】なんてイヤだなぁ〜つべこべ言わずに買うことにした。
47篇の書評エッセイ(私小説的短編 )で一冊づつ紹介されている。本が好きで好きで読み続けて、こんなに上手い文章が書けるなんて敬服します。ちょっと屈折した太宰少年チックなところも大変よろしい。紹介されている本が読みたくなってしまうんだよね。巻末には又吉が心酔している芥川賞作家:中村文則氏との対談が収めされている。

と言う訳で買いました。

 
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★中村文則【何もかも憂鬱な夜に】

恥ずかしいことに名前も知りませんでした。小説の内容は重い。だから心に残る。

 
本に書かれているバッハの 【目覚めよと呼ぶ声が聞こえ】は十数年前に“ちぃさま”が毎日夜中にヘッドホンかけて、キーボードで弾いていた曲だ。“ちぃさま”も救いを求めていたのか・・・

 
小説の始めのほうで主人公が“あの人”から教えられた言葉。

 
【自殺と犯罪は世界に負けることだから 】

 
“ちぃさま”的にはひとつ加えて 【自殺と犯罪とメンタル詐病は世界に負けることだから】となる。

 
又吉がこの本の解説を書いているのだけど、ストレートで鋭くて熱い。最初の『門外漢である自分が文章を寄せることなど恥知らずの極みである』は不要ですね〜謙遜する気持ちはわかるけどさ。きっとこの人、自分のルーツとか長い読み物・小説を書くだろうなと思います。

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★村上春樹 【世界の終わりとハードボイルドワンダーランド】部分的には面白いのだけど、下巻を読むかどうかは思案中。次の旅の友に持って行くならよいかも。

 
最近、中標津町議会から抗議を受けた村上氏。短編で中標津の人は皆クルマからタバコをポイ捨てしているんだろう・・・みたいな描写、読みました。

 
中標津の人の怒りはよくわかります。大大大大ミリオンセラーの「ノルウェイの森」では終盤に旭川のことを「あそこなんだか作そこねた落とし穴みないなところじゃない?」と書かれてあって大変不快でした。しかもワタクシ当時上下巻をハードカバーで買ってしまったのです、何故かまだ実家に置いてありますけど。

 
当時、旭川から抗議したなんて話はなかったですね。大作家に作品を訂正させた中標津さんはエライです!

 
【訂正】間違えました。中標津ではなくて中頓別でした。失礼しました。

posted by ちぃさま at 01:11| Comment(1) | TrackBack(0) | BOOK | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
中標津ではなく、中頓別です。
Posted by at 2014年04月11日 12:51
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