2011年02月28日

アカデミー賞「悪人」

「告白」と2010年の映画賞を分け合った「悪人」先日の日本アカデミー賞の、主演・助演と俳優四部門の最優秀賞を独占!狸小路の東宝プラザでアンコール上映(1000円だった)を観た。

161.jpg

監督:李相日  脚本:吉田修一 ,李相日
原作:吉田修一 悪人

妻夫木聡 ,深津絵里 ,岡田将生 ,満島ひかり ,樹木希林 ,柄本明

芥川賞作家・吉田修一氏の小説「悪人」の映画化作品と言っても、吉田氏の名前も初めて聞いた。私は知らないことが多すぎるなぁ〜

多くの映画監督が映画化を熱望し、20社以上に亘る映画化権争奪戦となったそうです。原作者である吉田氏自身が、李監督(フラガール)と共に映画脚本を初めて手がけたそうです。

【あらすじ】(配布チラシより)

土木作業員の清水祐一(妻夫木聡)は、長崎の外れのさびれた漁村で生まれ育ち、恋人も友人もなく、祖父母の面倒をみながら暮らしていた。車だけが趣味で、何が楽しくて生きているのかわからない青年。
佐賀の紳士服量販店に勤める馬込光代(深津絵里)は、妹と二人で暮すアパートと職場の往復だけの退屈な毎日を送っていた。

「本気で誰かに出会いたかった・・・」(光代)

孤独な魂を抱えた二人は偶然出会い、刹那的な愛にその身を焦がす。しかし祐一にはたったひとつ光代に話していない秘密があった。彼は、連日ニュースを賑わせていた殺人事件の犯人だった───。

「もっと早く出会っていれば良かった・・・」(佑一)

そんな祐一の自首を止めたのは光代だった。殺人犯との許されぬ愛・・・。生まれて初めて人を愛する喜びに満たされる光代は、祐一とともに絶望的な逃避行へと向かう。
やがて地の果てとも思える灯台に逃げ込んだ二人は幸せなひとときを迎えるが、その逃避行が生んだ波紋は被害者家族、加害者家族の人生をも飲み込んでいく。

なぜ祐一は人を殺したのか?なぜ光代は殺人者を愛したのか?引き裂かれた家族の運命はどうなるのか?
絶望のどん底に突き落とされた人間たちが、善悪の葛藤のなかでもがき、そしてその先にひとつの謎が生まれる。

いったい誰が本当の“悪人”なのか?

その答えが明かされた時、物語は、衝撃の感動とクライマックスを迎える───。

・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【私の感想】

暗くもったりして画面も単調な映画は好きでないです。「愛した男は殺人犯」は結構定番だし・・・妻夫木君は無口でしゃべらんないし・・・妻夫木君の映画は「ジョゼと虎と魚たち」以来です、「天地人」は一度も観なかった。賞がなければ観ない映画だけど、退屈しないで観れたのは賞の威力です。だから柄本明の存在感!と言ってもこのタイミングで観ると受賞あってこその感想って感じです。最後に逃げた灯台は五島列島の最果て感が出ていなぁ、最後のシーンの二人の表情と海の青さが印象的。

助演女優賞は樹木望林でなく、「告白」の木村佳乃でもよかったのでは?と思う。


なぜ、殺したのか・・・それは佑一の弱さ。だけど石につまづくような小さなきっかけで、人は犯罪者になってしまうものなのだなぁ・・・

なぜ、愛したのか・・・それは光代にとって、金髪ブルーワーカーの佑一がタイプだったから。会っていきなりどっかに行っちゃったのもタイプだから・・・。自首しようとした佑一を引き戻して「一緒に逃げて」と懇願したのもタイプだから。はかなげなヒロインは深田絵里の演技力が絶賛されたけど、ある意味では「マディソン郡の橋」のようなものかしら?と。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あんた、大切な人はおるね?  

その人の幸せな様子を思うだけで、
自分までうれしくなってくるような人は。

今の世の中、大切な人もおらん人間が多すぎる。
自分には失うものがないち思い込んで、
それで強くなった気になっとう。
だけんやろ、自分が余裕のある人間て思いくさって、
失ったり、欲しがったりする人間を、
馬鹿にした目で眺めとう。

そうじゃないとよ。
それじゃ人間は駄目とよ。

これもチラシに印字されている柄本明扮する、殺された娘の父のセリフなんだけど私には響かないなぁ。出会い系で知り合った男性に次々と安売りしたあげく殺されても、誰も同情する人いないよね〜。この映画で良かったのが九州の方言です。殺された娘は久留米出身で久留米と言えば松田聖子とチェッカーズ・・・こんな田舎からスゴイなぁなんて思いながら観ていた。

110219_1757~01.jpg

何十年ぶりが忘れるほど久しぶりな「東宝プラザ」はキレイでした。
席は広々で、前後の感覚も広く思い切り長い足が伸ばせて快適でした。

posted by ちぃさま at 00:00| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画・ドラマ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

樹木希林、外国人記者を毒舌で笑わせる…アカデミー賞?「私は好感度低いので」
Excerpt:  女優・樹木希林が俳優・役所広司、原田眞人監督とともに18日、東京・有楽町の外国特派員協会で記者会見を行った。 映画「わが母の記」(28日公開)上映会後の会見で、海外の記者から米アカデミー賞外国語映...
Weblog: ヤフコメログ - Yahoo!ニュースコメント
Tracked: 2012-04-19 01:10