2010年11月26日

レオニー監督舞台監督

20日から上映の「レオニー」は、国際的な彫刻家:イサム・ノグチの母親であるレオニー・ギルモアの生涯を描いた作品。
イサム・ノグチと言えばモエレ沼公園なんだけど、最後のシーンに出てくる。

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予備知識はそれだけ、安いと言うだけの理由で日曜日の朝の上映で観たら、終了後に松井久子監督の舞台挨拶があると言うのでびっくり。

映画「レオニー」を通じてモエレ沼公園を世界に知らせたい…道内企業や一般の人達が映画制作を支援したこと、モエレ沼公園がイサム・ノグチ生涯最後の作品であり彼の魂が残っている地として、監督は札幌に思い入れがあり駆けつけたようです。

観客に対して何を感じて欲しい、どこを注目して欲しいか?全ては観た方の見方・感じ方に委ねたい、一人でも多くの人にこの映画を伝えて欲しい。敢えて言うなら、最近こういう映画が少なくなっている。原作が有名とかテレビでヒットした以外の作品も必要だと感じている。

・・・そんなところでした。松井さんは温かみのある感じの方でした。

レオニーの生き方には共感しない、激しい人なのだと思う。19世紀に名門女子大を出た才媛だけど頑固で融通が利かず自分の殻に閉じこもって友人も作らない。だけど内面には燃えたぎる情熱を抱え、表現することを渇望している。となると選ぶ相手はアウトローだ。才媛なのにもったいないなぁ・・・。

その相手がアメリカに渡って詩集や小説を出版した詩人:ノグチ・ヨネなのだけど、レオニーの妊娠がわかった途端に日本に帰国する無責任男で未婚の母となる。あとからレオニーとイサムを呼び寄せるも最初から最後まで冷酷な男だった。芸術家イサム・ノグチそのものがレオニーにとっての復讐なのかも知れない。

最初にブリンマー女子大が出てきた時に、津田梅子を思い出したら、すぐ梅子が出てきて驚いた。本当に交友はあったのかな?梅子は7才からアメリカで過ごし帰国時は日本語がしゃべれなかったほどだから、梅子の喋る英語はネイティブぽくしゃべって欲しかった。原田美枝子は少ないセリフなんだからできるはず。(これは私の揚げ足取りなので語るに及ばず)

一番気になったのは、イサム役は何人も子役が代わっても統一感があって良かっのだけど、最後に芸術家デビューを果たし、レオニーの死を見届けた人がどう見ても100%ガイジン。時折映像がはさみこまれる映像--香川県でのアトリエで石にノミを打つ後年のイサムの姿--とまったく結びつず最後の役者だけ浮いているのが大変残念。

わぁ〜おもしろい!という映画ではないけど、張り詰めた雰囲気がレオニーの魂の叫び のように漂っていた。時間を感じさせず引き込まれ、「映画を見たな」と実感できた。

来年はモエレ沼公園に行こう。皆思うことは同じかな、札幌市民として誇らしく思えてきた。
posted by ちぃさま at 00:00| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画・ドラマ | 更新情報をチェックする
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『レオニー』お薦め映画
Excerpt: 明治の外国人女性の一代記。隣の芝生は青い。自分は平凡な人生を送っていると思っている方は、その幸せを噛みしめて欲しい。困難でも妥協せず自分流にという方は彼女の生き方を参考にして欲しい。お薦め作品だ。
Weblog: 作曲♪心をこめて作曲します♪
Tracked: 2010-12-03 20:40